SSブログ

An die Freude -300人の第九合唱 [本・映画・音楽]

今夜は「Sing in 第九」参加のため、恵比寿ガーデンプレイス内にある、「恵比寿麦酒記念館」へ。http://gardenplacechoir.sakura.ne.jp/

ワタシは、今年で2回目の参加です。

参加者は老若男女、っていうところが、ワタシは好きです。

特に、ご年配の方々が参加なさっている、というのは、ワタシ自身の「老後の楽しみ方について」のよい勉強になります。(少々気が早い?)

さて、ワタクシ、思うに・・・イベントというものは、


「乗ったもん勝ち!」
「雰囲気に酔ったもん勝ち!」


いかに自分が、楽しめるか。

いかにその中に溶け込むことができるか。


・・・ちょっとした心がけ次第で、楽しさが何100倍も増すのです。


「普段着でいいです」と言われても、そこは、「雰囲気大重視!」の諄諄。


濃い目のメイクして、
胸元開き系ドレス着て、
髪もクリっと巻いて、


いざ、出陣っ!


お洒落に時間をかけすぎて、ゲネプロに遅刻してしまったし、

クリっと巻いた髪も、 「今日はキムタクっぽいね」 と言われた。
(あんなに時間をかけたのにぃ~~~!)


ま、いいんですけどー。


第一部は、指揮者による 「第九の聴きどころ」 。

~先生のレクチャーを交え、簡単に「第九」について書きますね~

ベートーヴェン作、Symphony No.9「第九交響曲 ニ短調」は、
4楽章で編成されています。

第1~3楽章までは、オーケストラのみ。第4楽章で合唱が加わります。

第1楽章・・・苦悩と絶望に満ちた世界
第2楽章・・・弾ける心、朗らかな時間
第3楽章・・・宗教的自愛
第4楽章・・・第1~3楽章までの調べを全否定し、たどりついた理想郷=歓喜

--------
このイベントは、サッポロビールのメセナ活動の一環として3年前から発足しましたが、

先生は、「今後のメセナに取り組む姿勢」を危惧していたのか(?)
かなりムリのあるこじつけで、メロディーの一部を引用し、

♪Sapporo ~ E-bi-su ~ E-bi-su ~ Oh ~ Sapporo ~Kurora-bel だ~♪

と、訳をつけて、サッポロビールをヨイショ。

・・・・その涙ぐましい努力に座布団5枚あげます、センセイ。

でも・・・・

そのメロディーはそんな風に、聞こえてこないです、、センセイ。

別のところでは、”うんうん、聞こえるかも”というところ、ありましたけれど。
(もちろん、その努力を買って、ワタシは、ククッと声を漏らしましたヨ)
--------

第2部はいよいよ「第九の演奏&合唱」です!

第1楽章~3楽章までは、じーっくりオーケストラの演奏を堪能。


がーーー

やっぱりいるんですよねー

こっちは、心地よいリズムに浸っているというのに、ガサゴソ、物音をたてる人って。


第3楽章(スロゥなメロディ)は確かに眠気に襲われるのでしょうが、

ワタシの目の前の人が、おもむろに、ミントタブレットをだして、


カシャカシャ・・・

あれ・・・出てこないみたい・・・

更に、カシャカシャ・・・



う~~む、なんとも耳障り。


思わず、後ろから、その人の肩を叩いてやろうかと思ったら、

彼女の前にいた人が、後ろナナメ45度振り返り、


ワタシの代わりに、鋭い睨みをきかしてくれました!
(ありがとう、名も知らぬソプラノメイトさん!)

こういうマナーってすっごく大切。

(ワタシは、観劇に行くようになってから、注意するようになりました。)


そして、あっという間に第4楽章になり、合唱の始まり!


素晴らしい、歓喜の調べ!!

去年の200人→300人に増えたせいもあってか、鳥肌が立つくらい、ジーンときた。

そして、途中で、何度も目頭が熱くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえ、観客がゼロでも・・・・ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

観客・・・・いないの?

 

 

 

 

 

 

 


そうなんです。
このイベントは、「聴衆が合唱団として一体化するコンサート」なので、
全員が観客でもあり、参加者でもあるのです。


約15分の合唱が終わり、鳴り止まない拍手。


ここで、拍手は、やはり、最後までするべき!です。

疲れたから、といっても途中で止めてはいけません。

指揮者、オーケストラ、ソリスト、参加者の皆さん、イベントに携わった関係者の方々、
そして、自分に対しても、拍手でほめたたえるのが、マナーではないかと思います。

(ワタシは、観劇に行くようになってから、疲れない拍手の仕方を覚えました。)


考えてみると、観劇は、いろいろな意味で、学ぶことが多かったんだな。

この1年で、諄諄は、随分オトナになりましたヨ(笑)

(お土産はサッポロビール様より「The Fruit Sparkling」♪)


最後は、ワタシの好きな第九の歌詞でシメます。

 Diesen  Kuβ der  ganzen  Welt!
(ディーゼン クス  ディル ガンツェン ヴェルト!)

”このくちづけを全世界にっ!”


nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 6

ありす

へぇ!歌う人が観客でもある、というイベントなのですね。
それはもう、盛り上がって歌いかつ、耳を澄まさねば。
300人もいるなら、私もちょっと歌ってみたいかも…。
by ありす (2005-12-24 21:19) 

諄諄

★ありすさん
これは、ホント、自己満足の世界です。楽しいですよ!
来年は是非ご一緒しましょうね!
by 諄諄 (2005-12-24 23:20) 

すがえつのり

いやー!
かなり笑わせてもらいましたよ!
おもろい、おもろい♪
最高っ!♪
by すがえつのり (2005-12-24 23:29) 

諄諄

★すがえつのりさん
お久しぶりです!手の具合はいかがです?
尿素たっぷりのクリームつけてご自愛くださいませ☆
今度ライブにお邪魔したときは、是非エビスビール飲みましょう~
by 諄諄 (2005-12-24 23:43) 

kenta-ok

あそこは、なんかピアノがポツンと置いてあってちょっと寂しい空間です。
http://blog.so-net.ne.jp/kenta-ok/2006-04-02
by kenta-ok (2006-04-03 21:14) 

諄諄

★kenta-okさん
ご訪問、ありがとうございます。
普段のビール記念館には行ったことがないのですが、第九の時は、300人の参加者に50名近くのオーケストラが入るので、独特の一体感が生まれるんですよー
by 諄諄 (2006-04-03 21:18) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。